午後4時35分、宮司以下祭員が舞台に設けた斎場に参進し、まが玉祭奉告祭を執り行いました。
境内の会場が一体となって祭典を行い、観覧に集まった皆で玉串拝礼を行いました。
御神火による火入れの儀で篝火(かがりび)に火を灯し、まが玉祭の象徴である勾玉(曲玉)を舞台に安置しました。
予定の午後5時10分を回りましたが、管絃(かんげん)と舞楽の夕べが始まりました。
本年は比々多神社雅楽会による演奏会です。
今回の演目は、管絃が「黄鐘調調子」(おうしきちょうちょうし)、「越天楽」(えてんらく)、「拾翠楽」(じっすいらく)、「西王楽破」(さいおうらくのは)です。
また、現代曲として、「線香花火」(笙独奏:宮田まゆみ氏)、「法火守千年抄(ほうかのもりせんねんしょう)よりEpilogue」(菅野由弘作曲 笙と龍笛の二重奏)をお楽しみいただきました。
宮田まゆみさんは、冬季長野オリンピックで君が代を独奏した有名な笙奏者です。
境内には外国人の姿も数名見られ、日本文化に対する関心の高さを感じました。
そして、舞楽は「抜頭」(ばとう)です。長髪の大仮面をつけ、桴(ばち)を持って舞う舞人一人の走舞(はしりまい)です。
猛獣に父をかみ殺された胡人(こじん)の子が山野を探し求めて遂に父の仇を打ち、歓喜する姿を舞にしたといわれています。
境内には神奈川新聞社やタウンニュース社、伊勢原タイムなどの取材班の姿もありました。
また、ユーストリームによるインターネット中継も行われました。