足下は濡れていたものの、何とか雨に降られずに動座祭を斎行することができました。
式典の終盤、殿内が雪洞(ぼんぼり)と提灯(ちょうちん)の灯火(ともしび)のみになりました。
神職の「オーオーオーオーオーオーオーオー」という先払いの警蹕(けいひつ)の声が浄暗(じょうあん)の境内に響き渡り、神さまが無事に白木のお神輿にお遷(うつ)りになりました。
磐座(いわくら)に神さまが降臨(こうりん)されるのと同様、神霊(みたま)の御動座(ごどうざ)はまさしく、「御生れ」(みあれ=御阿礼)の瞬間であり、「坐(いま)すが如(ごと)く」その存在を身体に感じます。
社殿から退下(たいげ)をして参集殿に戻る際、鳥居の中央向こうに、とても綺麗な丸いお月さまが浮かんでいました。
明日はお天気で賑やかに、伝統のおまつりができることを楽しみに休みます。