2012年5月 のアーカイブ

棟梁は家長の御心の林なり

2012年5月23日 水曜日

本日は汗ばむほどの夏日となりました。

2月に地鎮祭に伺ったビル新築工事で、主要構造が出来上がり、上棟祭(むねあげのまつり・じょうとうさい)のご奉仕をいたしました。

上棟祭では、土地の産土神(うぶすなのかみ)及び建物の神さまである屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)・屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、匠(たくみ)の神さまである手置帆負命(たおきほおいのみこと)・彦狭知命(ひこさしりのみこと)を併せてまつります。

本来は屋上と屋下に祭場を設け、幣串(へいぐし)・弓矢などを飾り、棟木(むなぎ)を棟に曳き上げる「曳綱(ひきつな)の儀」、棟木を棟に打ち固める「槌打(つちうち)の儀」、餅や銭を撒(ま)いて災禍(さいか)を除く「散餅銭(さんぺいせん)の儀」という三儀を以てその眼目(がんもく)とします。

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本日は建物の構造や工事の都合もあり、仮に見たてた棟木に晒(さらし)を巻いた綱を垂らし、匠長(工事部長)、設計士、建主の三者に「エイ・エイ・エーイ」と三度綱を曳いていただきました。

『日本書紀』の顕宗(けんそう)天皇紀には、棟上げの初見(しょけん)とされる室寿(むろほぎ)の歌が記されています。

「・・・築(つき)立つる柱は、此(こ)の家長(いえぎみ)の御心(みこころ)の鎭(しずまり)なり。取挙ぐる棟(むね)梁(うつばり)は、此の家長の御心の林なり。・・・」

今と昔では用材・道具・構造・工法・工期など様々な違いがありますが、建主さんの思いや願いは何の変わりもないと思います。

「永遠に、永久に」との思いのこもった言霊(ことだま)(「エイ・エイ・エーイ」)を聞きながら、曳綱の儀を見つめました。

雨の地鎮祭

2012年5月22日 火曜日

昨日は932年ぶりに日本列島の広範囲で金環日食が観測されましたが、天候の関係で世紀の天体ショーに悲喜こもごもとなりました。

本日は世界一高い自立式電波塔である、スカイツリー(墨田区・高さ634メートル)が開業となり、東京の新名所が大勢の人で賑わいました。

残念ながら、雨で展望台からは遠くを見渡せない状況だったようですが、運営会社の社長さんは「ツリーが育つ恵みの雨」と挨拶されたようです。

さて、「雨降って地固まる」とよくいわれますが、本日は小雨の中でしたが、大安とあって終日多くの地鎮祭がありました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

実際は足下が気に掛かるところですが、 「敷地を清める雨」「厳かな式の雰囲気を醸し出す雨」などとも使われます。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

工事の安全をお祈り申し上げます。

まつりの片付け

2012年5月21日 月曜日

本日は金環日食。高台の元宮まで上がり、じーっと眺めていましたが、見頃の7時半過ぎは小雨が降り、厚い雲に覆われていました。

残念ながら写真には収められませんでしたが、雲間からほんの一瞬、金環日食を拝むことが出来ました。

テレビの綺麗な映像とは異なりますが、天空の神秘を体感出来たことが何よりでした。

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さて、本日は「まが玉祭」の片付けに明け暮れました。

天体ショーの時間まで雨が降り、テントなどが濡れましたが、その後のお天気ですっかり乾き、外回りの片付けが出来ました。

神奈川新聞 20日朝刊

神奈川新聞 20日朝刊

昨日の疲れも見せず、総代さんにもお手伝いをいただいて、臨時駐車場のシートなどを綺麗に片付けていただきました。

東京新聞 17日朝刊

東京新聞 17日朝刊

次は、6月の「崇敬者祭」(17日)と「大祓」(30日)に向けて準備を進めます。

第25回まが玉祭(その3) 

2012年5月20日 日曜日

まが玉祭の2日目の様子をお知らせいたします。

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本日も伊勢原観光ボランティア&ガイド協会の皆さまに様々なお手伝いをいただいています。

また、伊勢原歴史アドバイザーのご協力により、まが玉づくり体験も評判です。

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社務所で行われている書道展・絵画展・書作品展・華道展は、心休まる時間となっています。

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本日は2回にわたり、野菜or鉢花無料配布も行われました。

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特設舞台は、少林寺拳法伊勢原同院による演舞から始まりました。

そして、青少年協会いせはら太鼓部による太鼓演奏、日本国際空手協会同志會演武、池端樹に亜会・創作太鼓楽鼓の太鼓演奏と続きました。

子供たちのいきいきとした元気な動き、きびきびとした態度にも心動かされます。

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途中、FM湘南ナパサ(78.3MHZ)の中継放送が入りました。

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午前中の子供たちの演武・演奏からうってかわり、お昼からは伊勢原市吟剣詩舞会発表、比々多大正琴オレンジサークル演奏となりました。

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当社宮司が命名した歌手・永澤蒼、ポピュラーステージは会場も一体となって手拍子で盛り上がりました。

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光風会による舞踊と沖縄三線は、踊りや歌もさることながら、色とりどりの衣裳や着物で見る目も楽しませてくれました。

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2時40分からは伊勢原菓子組合による桜餅製作実演&試食で、境内は大行列となりました。もちろん、ご神前にお供えいたしました。

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演奏の締めくくりは、ジャズアンサンブル阿夫利によるビックバンドジャズ演奏。阿夫利のメンバーは雨に出会うことが多く、久しぶりの境内での演奏に晴れ晴れの様子でした。

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お楽しみの富くじ抽選会に先立ち、来賓の皆さまにご挨拶をいただき、閉会といたしました。

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ご神前に全員でお参りした後、松竹梅鶴亀の札をよく混ぜて富くじの始まりです。。

突き手のお手伝いは、裃(かみしも)を着けた当社総代さんたちです。

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会場の境内は、富くじを片手に一喜一憂しながら楽しい抽選会となりました。景品をご提供いただいた皆さまに感謝申し上げます。

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お蔭様で、2日間の全日程が恙なく終了となりました。

ご参画の皆さま、お手伝いの方々、足を運んで頂いた大勢の人たち、本当にありがとうございました。

おめでとうございます

2012年5月20日 日曜日

本日もお天気に恵まれて、まが玉祭の2日目が始まりました。

社殿前の特設舞台では演武や演奏が続いていますが、合間をぬって初宮参りなどのご祈願もありました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

また、昨日に続いて元湯陣屋(秦野市鶴巻温泉)における結婚式がありました。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

管絃と舞楽の夕べ

2012年5月19日 土曜日

午後4時35分、宮司以下祭員が舞台に設けた斎場に参進し、まが玉祭奉告祭を執り行いました。

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境内の会場が一体となって祭典を行い、観覧に集まった皆で玉串拝礼を行いました。

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御神火による火入れの儀で篝火(かがりび)に火を灯し、まが玉祭の象徴である勾玉(曲玉)を舞台に安置しました。

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予定の午後5時10分を回りましたが、管絃(かんげん)と舞楽の夕べが始まりました。

本年は比々多神社雅楽会による演奏会です。

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今回の演目は、管絃が「黄鐘調調子」(おうしきちょうちょうし)、「越天楽」(えてんらく)、「拾翠楽」(じっすいらく)、「西王楽破」(さいおうらくのは)です。

また、現代曲として、「線香花火」(笙独奏:宮田まゆみ氏)、「法火守千年抄(ほうかのもりせんねんしょう)よりEpilogue」(菅野由弘作曲 笙と龍笛の二重奏)をお楽しみいただきました。

宮田まゆみさんは、冬季長野オリンピックで君が代を独奏した有名な笙奏者です。

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境内には外国人の姿も数名見られ、日本文化に対する関心の高さを感じました。

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そして、舞楽は「抜頭」(ばとう)です。長髪の大仮面をつけ、桴(ばち)を持って舞う舞人一人の走舞(はしりまい)です。

猛獣に父をかみ殺された胡人(こじん)の子が山野を探し求めて遂に父の仇を打ち、歓喜する姿を舞にしたといわれています。

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境内には神奈川新聞社やタウンニュース社、伊勢原タイムなどの取材班の姿もありました。

また、ユーストリームによるインターネット中継も行われました。

宮司と宮田まゆみさん

宮司と宮田まゆみさん

第25回まが玉祭

2012年5月19日 土曜日

風薫る五月晴れのお天気のもと、「第25回まが玉祭」が開催となりました。

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先ず以て、12時半に実行委員会が鳥居の前に集合し、オープニングセレモニーを行いました。

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実行委員を始め、舞台、各テント、展示物、フリーマケット、出店者などを隈(くま)無くお祓いしました。

安全に無事、賑やかに2日間の催しものが開催出来るよう祈るところです。

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お天気が良いので、人足も良くなると思います。

地場農産品や観光土産推奨品、フリーマーケットなどの物販品も沢山売れるよう願います。

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お茶席(野点)は本日限りですが、受付でお茶券(無料)をもらい、新緑の境内で雰囲気を堪能(たんのう)される方が多かったです。

まが玉づくり体験は、伊勢原市教育委員会と歴史アドバイザーのご協力で、大人気のイベントになりました。

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特設舞台では、午後1時に揚武館伊勢原道場による居合抜刀術(いあいばっとうじゅつ)の演武から始まりました。真剣による剣士の演武には観衆も引き寄せられました。

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続いて、歌手の小倉惠子さんによる伊勢原に馴染みある歌と、伊勢原手作り甲冑隊による演技は、伊勢原の歴史を偲びつつ楽しませてくれました。

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次に、繁和会による民謡、特に東北被災地に縁のある歌なども披露されました。

また、花柳流・和の会による日本舞踊は老若問わず楽しめる踊りです。一挙手一投足に伝統の心が感じられました。

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そして、奉告祭前の締めくくりは、橘流雨降吟舞会による吟舞の奉納演舞でした。皆さんお稽古をして、よく技を磨いていると思います。

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多くの行事が目白押しで、残念ながらご紹介しきれませんが、明日も一日ありますので、どうぞ足をお運びください。

また、この新緑の緑、鎮守の杜(もり)を保全し、後世に残すために「緑の杜基金」の募金を実施していますので、ご協力をお願い申し上げます。

事前の打ち合わせ

2012年5月18日 金曜日

いよいよ、まが玉祭を明日に控えましたが、前日の今日になって本当に雨がよく降りました。事前に準備を進めていたものの、仕事を進める上で前日の雨は何かと大変でした。

それでも音響の電源準備、社務所の華道展準備(生け花)、富くじ景品準備など順調に仕上がりました。

スーパー新築工事地鎮祭

スーパー新築工事地鎮祭

本日は雨の合間を上手くぬうように地鎮祭がありました。

眞田・北金目区画整理事業域内に大型店舗の新築があり、安全祈願祭を執り行いました。

地鎮祭を終えて  おめでとうございます

地鎮祭を終えて  おめでとうございます

施工業者は静岡県の方でしたが、地権者や自治会の方々は顔見知りでしたので、和やかに会話もはずみました。

(参照:ブログ「雄二社長のただいま工事中!」)

テントや祭壇など、設営は全て施工者にお任せでしたが、神饌(しんせん=神さまへのお供えもの)については準備を依頼されました。

今回の出張祭典にあたり、事前に事細かに打ち合わせを行ったので、安心して神事を進めることが出来ました。どちらも慣れていても、準備品や式の流れについては、しっかりと確認をすることが大切です。

節電につき照明は用いず

2012年5月17日 木曜日

明日発行の伊勢原タイムに「まが玉祭」の広報が掲載されますが、本日は問い合わせの電話が多く掛かりました。

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当日(19・20日)はお天気が良さそうですが、明日は広い範囲で低気圧が南下して不安定な気候となりそうです。特設舞台に水がしみこまないように、ブルーシートなどで雨対策を施しました。

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お宮では、お茶席(野点)の設営、富くじ景品整理、御礼品用意、演目めくり書き出し、雅楽プログラム作成、看板準備、絵画展・書道展・書作品展設営などにあたりました。

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19日は地鎮祭や結婚式の予定もあり、早めの準備を心掛けて整えたいと思います。

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例年、「管絃と舞楽の夕べ」では照明や光線、スモークを用いて幽玄な雰囲気を演出しています。本年は昨年に続いて照明の使用を控え、時間を切り上げて日没前の終了といたします。

(19日・18時半まで/20日・18時まで)

境内の設営

2012年5月16日 水曜日

一昨日の毎日新聞に、13日の真田神社の記事が掲載されました。タウンニュース平塚版にも掲載されるようです。

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 また、フリーペーパーである『ぱど』(厚木エリア/150,000部発行)には、まが玉祭の告知が掲載されました。

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本日は三重県松坂市の「夕刊三重新聞」に、まが玉祭の告知を掲載(5月18日)したいとの連絡がありました。

特設舞台の準備

特設舞台の設営

夏日を迎えた本日、特設舞台をはじめ、照明・音響用のイントレ(枠組足場)設営、フリーマーケットの区割、机や椅子・看板などの準備作業にあたりました。

20日(日)に行う「富くじ景品」も徐々に集まっています。

玄関の花

玄関の花